警察は事件を解決

探偵は悩み・トラブルを解決



そうなんだよな

探偵に調査を依頼する人の多くは

ただ単に、「知りたい」という理由だけでなく

なにかしらの悩み・トラブルを抱え

それを解決するべく“アイテム”として探偵を使う

最終目的は調査ではなく問題解決

そういうこと

その探偵が請け負う調査の中で

実際は刑事事件なんだけれど

警察に相談に行っても

民事不介入を理由になかなか動いてくれない

そういった相談がある

「結婚詐欺」

単なる男女関係からくる金銭のもつれ

であるなら、当然、警察は介入できない

刑法では

人を欺いて財物を交付させた者は
十年以下の懲役に処する。

とはなっているものの

詐欺罪の立証は簡単ではない

最初から騙すつもりであったのか否か

それともう1つ、重要なこと

それは、同様の被害者が複数いないか

中には結婚詐欺であること自体

気付かない人もいる

「恋は盲目」

と申しますが

後から冷静になって考えれば

「そりゃ、おかしいやろ」

と思えることでも

その時は夢中になっており

特に母性本能が強い女性の場合

「私が助けなければ・・・」

と思ってしまうらしく

男性の場合も

「このお金さえあれば彼女は・・・」

普段から、自分だけは絶対に騙されない

そのような意志の強い人ほど

騙され易く、被害金額が大きくなる

結婚詐欺師と聞くと

TVドラマや小説に出てくるような

用意周到、完全犯罪を狙った本物の詐欺師

そんな印象があると思いますが

実際はそうでもないケースが多く

番長が以前に携わった結婚詐欺関連の案件でも

相手はどう見ても肉体労働者風の野郎

なのに、こともあろうか弁護士を騙り

ある女性から結婚をエサに金員をせしめた

番長が相手を突き止め、話をしに行くと

最初は体だけを目的に職業を偽っただけだったが

交際が進むにつれ

ついつい魔が刺して、金銭を要求

それを繰り返していくうちに・・・

その、馬鹿野郎は既婚者

番長に泣きながら土袈裟して

「警察だけは勘弁して下さい」
「すぐにお金は返します」

まあ、依頼者さんも

「お金さえ戻れば」

ということで事件にはなりませんでしたが

結婚詐欺師とは名ばかりのヘタレ詐欺師による事件

そんなのが実際は多いです

ただ

そんな簡単な案件ばかりなら探偵は楽なんですが

相手が暴力団関係者や背後に暴力団員がいるケース

「貰った」と居直るケース

「借りていない!借用書は?」と居直るケース

そんなことも十分想定され

非常に神経を使い

証拠収集が難しいのも結婚詐欺の特徴でもあります

それでも、調査が上手くいった時の達成感ってのは

やった者にしかわからないくらいシビれるし

証拠を揃え、警察に提出

相手が逮捕されようものなら

「探偵になって良かったよなー」なんて思え

探偵冥利に尽きます

探偵社に寄せられるニーズは多種多様になってきて

ここ数年、その傾向はさらに強く

今からの時代

もっと色んな相談が来ることが予想されます

それに応えるべく

研究、学習というのは必要不可欠なもので

時代に乗り遅れ

社会のニーズに対応しきれない探偵社は

自然淘汰の道を歩む

そんな風になると思います

やっぱ、日々精進ということやね

探偵志願者の皆さん

探偵学校に通う皆さん

ヤル気が無い者、学習する気が無い者

そういう者は自然淘汰される世界です

背伸びしろとは言いませんが

自分なりに一生懸命

そうでないと勤まりません

探偵になることなんてゴールでもなんでもなく

単なる通過点

一緒に精進しましょう