「好きになってしまったからしょうがない」


番長は何度もこの言葉を聞いた

不倫調査後の話し合いの席で

調停の後、クライアントから

この言葉だけを聞けば

開き直りとも取れるが

正直な言葉だとも思う

ただ

恋愛中のカップルなら通る話かもわからんけど

婚姻関係にある場合

そう易々とは受け取れない

そんな時、貴方ならどうしますか?

番長はこの仕事をやってつくづく思うんだけど

この世の中に男と女がいる以上

浮気という問題は永遠になくならなく

その解決法は永遠のテーマであると・・・

だってね

どれだけ社会的地位がある人でも

どれだけ固い職業の人でも

それをかなぐり捨てて異性に走る

そういう人

なんぼでもおるねん

男と女の間は

計算や能書きだけじゃないんよね

ただ、自分の欲望や意思を貫き通そうとした時

そこに悲しむ人がいるならば

大きく人生が変わる人がいるならば

何らかの償いをせにゃならん

責任を取らねばならない

その償いや責任を取る方法として

今の時代、悲しいかな

お金になってしまう

それでも、そのお金すら払うのを惜しみ

浮気が発覚しないよう隠したり

発覚したにも関らず騙し通そうとするならば

番長は許すことが出来ない

浮気問題というのは

永遠の愛があるかどうかと同じようなもの

あるという人にはあるし

ないという人にはない

探偵志願者の多くは若者です

貞操という言葉を知っているかな

その意味は

男女がお互いに性的純潔を守ること

というのもあるけど

人として正しい道を守ること

という意味もあるんよ

番長は男だ

遊ぶために働いているような人間だから

そりゃあ、綺麗なオネーチャンも好きさ

変な自慢になるが

今の時代

飲む・打つ・買う

の三拍子が揃ってて

それでも生き残って遊んでいる奴は

そうそういないぜ

人としての道を踏み外さず

綺麗に遊ぶ

常日頃から心がけとることやね

でもなー

そんな番長とて

最後には言いそうだなー


「好きになってしまったからしょうがない」


皆さんはどうですか?