「偉くなりたい」

「他人様に認められたい」

誰もが多少なりとも思うことだ

探偵になりたいと思う人の中にも

同じような思いで探偵学校に通い

「何とかこの世界(探偵業)で成功したい」

と考える人は多いだろう

ただ、番長は

偉くなりたくもないし

認められるのは今、目の前にいる依頼者さんだけで十分

他の誰に何と思われようが

なんとも思わない

全ての人に認められ

立派だと思われようとするなんて疲れるだけ

そんなことより

「あの人だけは敵に回したくない」

と思われた方が気楽だ

探偵が仕事を行った結果生じることの多くは

損害賠償請求を含めた金銭のやり取り

得る者がいれば

奪われる者がいるんやね

とすれば

探偵さえ仕事をしなければ

奪われることは無かったということになる

その中には

番長のことを知らない人ばかりではない

知り合い相手の切ない調査というのもある

ええか

大都会での探偵は知らないが

田舎の探偵

それも

自分が生まれ育った土地で探偵をやるということは

ある意味

信用の切り売りなんよ

そりゃ、恨まれることもあるさ

水臭いとクレームが入ることもあるやろ

そんな時、いつも思うのは

「しょうがない、それが探偵なんやから・・」

開き直りではない

俺がその仕事を断れば

次に行くのは違う探偵社

だとすれば結果は同じなんよ

それをいちいち説明してもしょうがないんよね

依頼者さんの色んな思いを背負って仕事をする探偵

それと同時に

調査をする相手にも色んな思いがあるはず

切ない時もあれば

やり切れない時もある

だけど、それでええねん

ただ、機械的に調査をするだけでなく

様々な思いの中、人間臭さを持って調査をする

そういう探偵の方が好きだな

少なくとも番長はそう思います

偉くなりたい、認められたいと考えるなら

まず

仕事を覚えなはれ

知識を身につけなはれ

口先の能書きだけで通用するほど

世間は甘くないんだから

ガル探偵学校