「お金を貸して・・・」

数年ぶりに電話をしてきた知人が

くどくど世間話をした挙句

飛び出してきた言葉がこれだった

世間では

《お金はあげたつもりで貸すべき》

と、よく言う

金の無い奴から貸した金を返して貰うのは

それほど難しいからだ

あえて書くが

人は何故、安易に金の無心をするのだろう?

文字では「無心」と書くが

そこに心が無いのかといえば

そうではない

確実に心は存在するのだ



100万


50万でも


いや、30万でもいいから


利子は払う


とにかく助けて



返すあてもない金だから

そりゃいくらでも良いだろう

人間関係を30万で売るか?

否、こういった人種は10万でも

5万でも売るのだろう


「聞きたく無い」


冷たいようですがこう言って電話を切る

理由は簡単

番長は金貸しではない

それだけです

でも

何故か番長は悪くないつもりなのに

後味の悪さが残る

人間関係って難しいな