元々は事件の被疑者や被告人が

事件当時、犯行現場にいなかったことを

証明するのに使われた言葉だが

今では

犯罪と無関係の一般の方が使うことが多い

主に「浮気の・・・」といった具合に

そして現代は

風俗等、人に知られたくない

仕事につく方などを顧客とする

アリバイを請け負う仕事まである

そんな現代のアリバイ事情に

探偵も関わることは少なくはない

勘違いしてもらっては困るが

アリバイ工作を引き受けるということではない

浮気などのアリバイ突き崩しなどである

ただ

小説や映画の世界ではなく

所詮、素人の浅知恵程度のものだから

通常の調査と何ら変わりのない方法で

簡単に判明することが多い

先に述べたような

風俗の仕事をする方相手のアリバイ屋

なんてものは

疑われることを避ける為のアリバイで

疑われるだけならまだしも

旦那さんが探偵に相談した時点で終わりだ

ストーカーなんて輩も

最初はよくアリバイを主張したがる

まあ、それも

その時にはガチガチに証拠固めした後だから

空しい小悪党のままごとみたいなもの

水戸黄門の「この紋所が・・・」ではないが

「この報告書が・・・」の如く

お前は俺をナメとるんか?の世界である

とまあ、色々ありますが

良いことをするのに

アリバイを必要とするってケースは

ほとんど皆無で

殆どが悪いことや後ろめたいことに利用する

それをどうこう言うのではないけれど

忘れてはいけないのは

他人は騙せても

自分に嘘はつけない


ということである

どんな言い訳を考えても

どんな屁理屈を並べても

自分の嘘は自分が一番よく知っている

最後は

自分に返ってくるんだな