探偵にとって必要なことの1つに

「己を知る」

ということがある

張り込み中

聞き込み中

電調での口調・声のトーン

それを知ることによって

方法も違ってくるだろうし

気をつけなければならないことも

自分でわかるようになる

なので

ともすれば

影が薄いと他人から揶揄されるような

存在感のない人がいたとして

一般の会社ではどうだか知らないが

探偵の仕事では

優秀な調査員の素質という意味では

非常に大きなアドバンテージとなる

そういう意味では

個性がない人こそ

実は

探偵社での調査員に向いている

と言える

そして

探偵の仕事をやっていく上で

度胸が必要だと思われている方が

非常に多いのですが

少なくとも

番長の探偵社では

度胸なんてものは必要ではなく

臆病すぎるほど臆病な性格の持ち主

簡単に言えば

口が堅い

「無口なウサギ」

そういう人材が必要なんですね

なので

一般的に探偵に向いていなさそうな人こそ

探偵に向いている

個性なんてものは

発揮できる立場になってから出すもので

それを誤ると

マイナスになるだけで

特技とは別の不要なもの

探偵にとっては

個性のなさこそが個性

それが番長の考えです