高校野球の季節

知人の息子が甲子園に出るほんの一歩手前で

夢が叶わなかった

でも

一生の励みになる最高の夏だったろう

親父は

新聞でも取り上げられたことを

後から知った

見れなかったことが残念だと嘆く

何故?

探偵である番長にとって

なんら問題でもない簡単なことを彼は知らないのです

その場で

近くの新聞即売所に連絡を入れ

該当する新聞を持ってくるよう頼む

同時に

使われた写真を記念に欲しいからと

パネルにできるよう引き延ばした写真を注文

後日、届けるよう手配をした

彼は単純に喜んでくれたが

どうってことはない簡単なことをしただけで

手間すらかかっていない

でも

そういったことが探偵の基本なのです

「諦めない」

「方法を模索する」

癖がついているのです

それが

「泣き寝入りをしないさせない」

にとなって

人との繋がりができていくのです

たとえば

知人の子供が深夜に歯が痛いと苦しんでいる

なんとかならないか?と相談されたとして

深夜に診てくれる歯医者さんを探すのも1つの方法ですが

深夜に診てれる歯医者さんを教えてくれるところを探すのも

1つの方法です

調べることに関してだけは

少しだけ人と違った考え方ができる

それが探偵だと思うのです

その延長線上に

難解な行方調査があったり

立証が難しい詐欺事件があったりするだけです

探偵の頭は

難しい専門知識が詰まっているのでも

卑怯な知己が収まっているのでも何でもなく

至ってシンプルな

ニュートラルな状態

はい

探偵はアホで上等なのです(笑)

単純でいいのです

でも

決してバカであってはいけません

アホだと思われてもいいけど

バカだと思われてもいけません

そういったことが少ずつ理解していくうちに

君もいい探偵になれるでしょう

頑張れ!見習い探偵君たち

daihyou[1]