日本政府は今回の原発事故を

原因は想定外の大津波だったとしても

一民間企業である東電が処理する問題であるとの

スタンスをとっているように思える

国益を最優先すべきが国家だから当然だろう

では、東電は

とんでもない額になる補償費を支払えるかといえば

100%不可能であるのは明白なことです

とすれば

多くの方に泣き寝入りを余儀なくすることは

紛れもなく確定した事実なのです

ならば

今のうちに東電を解体し

東北電力や中部電力に引き継ぎを願い

東電そのものを消滅させることが

国益からすれば最も適切な処理ではないのだろうか

運営に必要な最低限の資産だけを残し

その他全てを補償費に充てる

言い方が適切であるかどうかわからないけれど

「恨む相手は破産してしまい、なくなった」

状況になるのです

東電は生き残りに必死になっていますが

冷静になって考えてください

今まで通り日本最大の人口を有す関東圏の

重要なライフラインである電力を任せられるだけの

企業であり続けられることが可能であるかどうか?


決して黒字になることにない企業

社会から白い目で見られる

優秀な人材は入社しない



今ある社員が定年までなんとか踏ん張るというのであれば

どうにかなるかもわかりませんが

普通の会社ではなく

電力会社としての使命を果たせる

優秀な企業であり続けられるのは

普通に考えただけでも無理でしょう

ましてや

これだけ海洋汚染をしまくっていれば

今後想定される隣国からの賠償請求に

耐えられるわけがない

現時点でそういうことになっていないのは

東電に対する同情なんかではなく

ODAを含めた莫大な援助金や

戦後、必死になって復興をした後の

日本の品行方正な姿勢をみて

気の毒だからどの国も問題提起しないだけです

1つの国が問題を提起してしまったら

雪雪崩式に次々と提訴されてしまう可能性さえあります

そうなってしまったら

「想定外の津波がきたからしょうがない」という論理は

決して通用しないでしょう

そんな事態を避けるには

日本政府は原発事故における全責任は

一企業である東電にあるという立場を明確に打ち出し

提訴しようにも


東電は既に破産した

もう賠償金を支払う会社はありません


と逃げるのが

国益を損なわない唯一の方法だと思うのです

もし最悪の事態まで放置するようなことになったら

いくら愛国心のある人間だったとしても

金持ちの大半は海外へ移住するでしょう

既に企業はその準備をしています

脱原発うんぬんも大切ですが

それ以前に

国家として運営が不能な状況下になってしまえば

原発もなにもないのです

東電には気の毒な部分はありますが

大きな癌となる可能性があれば切除するのが普通です

国益を優先すれば

当然の治療でもあります

正直

東電で働く社員の多くは

同じ条件や待遇で働けるのであれば

会社名が東北電力や中部電力に替わろうと

そちらの方が良いと考えるのではないでしょうか?

就職を考える新卒者さん達も

躊躇することなく応募できるのではないでしょうか?

今まさにしなければならないのは

脱原発の議論も大切ですが

国益を優先した

脱東電の議論ではないかと思うのです

地震ではびくともしなかったけれど

大きな津波がきて

その海水をかぶったから電力原が動かなくなり

原発事故起きたって・・・・

重大な結果を考えたら

ありえたらダメなことでしょう

そんな程度の低いレベルで原発を運営されちゃ

たまったものではない

全ては結果です

オトシマエは東電がとるべき

私の結論は以上です

hukusima