「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で

入院中だった中学2年の男子生徒が昨日亡くなられた

運営会社である株式会社フーズ・フォーラスは7月に解散

食中毒事件はマスコミで大きく取り上げられたものの

補償関係は情報が乏しく

特別清算手続きに入ったということくらいしかわからない


いつも、こうなんだな


数字の取れる事件や事故の記事は大きく報道されるけれど

地味で目立たない記事となる

「その後どうなったのか?」

はあまり報じられない

本当はそこが大切なのにな・・・

まあ

その後を報道するにしても

あまりにも時間がかかる日本の司法システムを変えないことには

事件の記憶も風化してしまって

皆が興味を示さない

報道も商売だから数字(金)にならないことには積極的ではない

ということは

少なくとも国民の多くが

事件や事故のその後の情報を求める姿勢をみせれば

そのような情報が数字が取れるようになれば

報道の姿勢も変わってくるに違いない

今回の「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件においても

その後どうなったという情報は

芸能人がなんたらとかいう

生活になんの意味もないようなことより

よほど重要な情報だと思う

飲食店に自動車の強制保険のようなシステムを

組み入れるきっかけにもなるかもしれないし

未払い給与

被害者への補償

業者への未払い金

など、お金の配分はどうなるのか?という情報は

今後、同じようなことが自分の身に降りかかった時に

有益な情報となるでしょう


探偵という職業は

皆さんが日常で起きえるであろう

あらゆるトラブルを扱いますので

トラブル解決能力という面においては

一般の方よりも優れています

その理由は

いつも問題やトラブルの解決法や仕組みに興味を持ち

学習しているからです

業務ですから当たり前でしょう

そして

その差は

解決への方程式を知っているかそうでないか

ただそれだけなのです

なので私は

探偵学校に入る多くの生徒さんに

探偵の調査術や法律を教えるよりも

どんなトラブルにも解決法が必ずあって

その方程式を探し

そこから導き出される結果を実践できるようになれるよう

指導しています

日本法律には加害者を守るようなものが存在します

けれど

それに対応する方法は必ずあるのです

探偵志願者の皆さんにおいては

事件や事故の内容を知ることも大切でしょうが

その結果、どうなるのかを知る努力をしていただき

泣き寝入りをしない為には何が必要か

自分なりに考えるようにすると良いと思います

daihyou[1]