「疑わしきは被告人の利益に」という言葉があるように

何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される

というのが刑事裁判の考え方です

推定無罪


でも、探偵業はそれとは違った

≪推定有罪≫

の考え方によって

調査が進められることが多々あります

クライアント(依頼人)からの情報により

真実を調査し

疑わしい事実を

確たる証拠を元に

紛れもない事実に変えていく

それが探偵のお仕事だからです

なので、調査員は

シロ(疑いの事実なし)ではないかとの考えは持たず

決してクロ(疑いの事実)を見逃さないとし

調査を進めていきます

推定有罪


全てを疑ってかかる

通常の生活では

ともすれば「変わり者」と思われるような思考回路を

常に携えていなければならないことから

良くいえば「しっかり者」とされるのでしょうが

その警戒心や猜疑心の強さから

他人からは難しい性格の人と思われている探偵が

多くいるのではないでしょうか

まあ

職業病みたいなものになるのでしょう

番長的にはそうならないよう

日頃から気を付けてはいるのですが

どうなんでしょう?

自然に出てしまう部分もあるかと思いますので

やはり、変わり者の部類に入ってしまうのかな

とにかく

これから探偵を目指すという方には

最初はとにかく一心不乱に探偵道を精進するにしても

そういったことを頭の片隅で良いから

置いて貰って

一定のレベルに達した時には

変人にならないよう

対人関係に気を付けていただきたいです

疑って

警戒して

駆け引きばかりをする

そんな人生つまらないでしょう

本当に強くなるというのは

そういうのではなく

なんていうかな

もっと超越したというか

他人から

この人と駆け引きをするべきではなく

この人は騙せない

といったことを自然と感じさせる

そういったことが身に着くようになるのです

身体を鍛えることが

心を鍛えることに繋がると判断するのであれば

身体を鍛えるが良かろう

知識を身に着けることが

強くなる道だと考えるのであれば

そうすれば良い

正しかったか否かは

結果のみから判断されることです