「疑うより信じたい」

なんとなく綺麗に聞こえる言葉ではあるが

信じることが全て正しいとは限らない

信じたからこそ

起きてしまった悲劇などは

いくらでもあり

また

その逆に

あまりにも疑ってしまった為

悪い結果になってしまったということもある

本当に信じるべきは真実であり

疑ってしまった以上

真実を確認する義務がある

それには

どういった方法であれ

事実を自分で確認し

正当な判断ができる力を身につけねばならない

そういったことを踏まえ

物事に対する正しい考えのスタンスは

「疑うことはないが、信じない」

ではないかと思う

要するに

頭から疑うことはしないけれど

自分が確認していない以上、信じるに値しない

ということです

何もかもを疑い

穿った見方をすれば

人生はとてもつまらないものになるし

根拠のない疑いをかけられた相手にとっては

とても失礼な話しです

また

「誰々がこう言っていた」

「ニュースでやっていた」

と、深い事情も知らず

確認していないことを信じてしまうことにより

誰かを大きく傷つける結果にも成りえます

悪魔の証明という言葉がありますが

悪魔と疑い攻撃することの罪と

悪魔だと信じてしまうことの罪は

悪魔とされた側にとっては

同罪ではないでしょうか

誰も疑わず、信じなければ

罪が生じることはないのです

それには

「かもしれない・・・」と思う癖をつけておくのが

良いのではないかと思います

「騙されるかもしれない・・・」

といった疑う方向ではなく

「勘違いがあるかもしれない・・・」

その程度で良いです

そうすることによって

多くのトラブルは防げますし

誰も傷つけることはないでしょう

yahashi