1945年8月15日の戦争終結から

70年の節目を迎えようとする今年

集団的自衛権のことだとか

憲法9条の改正だとか

何だか物騒な内容が議論されています

そんな様をみて

ほぼ男目線からの進められ方で

つくづく日本は男社会なんだなと

微妙な気分になります

そして、この時期になると毎年

戦争責任の問題も持ち上がります

戦争責任というと

アジアにおける戦争責任

植民地支配に対する戦争責任

そんなイメージになりがちですが

責任は何も

外国だけではないでしょ

うちの爺ちゃんは

誰だか知らない見たこともない奴からの

赤紙一枚で無理やり駆り出され

何もしないまま死にました

船が沈められたので

遺品もなし

なので、昔の白黒写真しかなく

どんな顔だったのか

よくわかりません

そんなことは

爺ちゃんだけでなく

他にも300万人以上の犠牲者がいたとか

とてつもない数です

それに対する責任は

どこの誰が、取ったのでしょう

遺族年金?

はあ?

戦後、食べる物がなくて

母親の弟でもあった

一番下の子供は餓死したと言ってました

その責任は誰が取ったのでしょう

自己責任?

泥棒をしてでも

食べ物を手に入れたら良かったのか

大人は婆ちゃんしかいないので

そんなことは無理でしょう

「他にも同じような人がたくさんいた」

「そういう時代だった」

そんな言葉は

遺族にしてみれば

屁理屈でしかありません

遺族年金なんてものは

生き残った国民の税金から払っただけで

責任がある者からの

直接の贖罪は何もない

まず

責任のある者全員の

財産を没収しなさいよ

その金で米を買って

すぐに遺族に配るのが

人として、国家としての責務やないかな

何故、責任ある者が

のうのうと裕福な暮らしをして

ただただ普通に生きたいだけの善良な国民が

餓死するような目に遭うんだ?

「戦犯として裁かれた」

という人もいるでしょうが

眠たい話で

そんなのは多くの方が苦しみ切った

餓死をした

ずっとずっと後のことです

また、A級やB級といった戦犯で

死刑にならなかった方々やその家族が

戦後、どれだけ裕福な暮らしをしてきたのかは

説明するまでもありません

名前を挙げるのも馬鹿らしいです

いつの時代においても

どこの国でも

戦争が起きてしまえば

最も多く死ぬのは

ごくごく普通に生きたいだけの

国民です

そして

「戦争だったから」

という言葉で片づけられ

「昔より今が大切」とばかりに

昔話になってしまう

誰かを恨んだり

憎んだりすることが

遺族の幸せとは思わないけれど

たった70年で

全てが洗い流されたわけではありません

今の世界情勢をみると

世界平和を考えたら

日本だけが知らん顔はできない

それは十分理解できますが

誰かの見栄や虚栄心で

争いごとに首を突っ込むうな真似だけは

して欲しくないな

権力を欲する者は

十分な権力を手にしたら

次には新たな権力を欲するものです

最後に

まだ戦後たったの70年です

今、100歳を超える方々は

戦後の日本を支えてきた立派な大先輩です

今年、100歳の誕生日の国民に

せめてもの労いとして

全国民を代表したお祝いの言葉と

その功績に相応しい

お祝いの品を贈ってあげて下さい

少なくとも

戦後100年になるまでは

そうするべきだと思う

戦後の混乱期に

今のような生活保護のシステムや

世間の理解があったとして

多くの苦しい生活の方が

利用したとしたら

いくらお金があっても足りない訳で

これほどの日本の発展はなかったでしょう

先輩たちの我慢とプライドが

今の日本を育てたのです

借りは返さないといけません

戦後生まれの年金問題とは

別レベルの話しです

yahashi