来月に迫った伊勢志摩サミット

それに合わせて急遽決まりそうな

米国オバマ大統領の広島訪問

obama


広島に良いところの半分持って行かれたようで

三重県民としては複雑な気持ちがあるんだけれど

広島にも拠点を持ち

多くの時間を広島県で過ごす身としては

現職の米国大統領の広島訪問を楽しみにしています

広島に事務所を出して

多くの仲間や友人が広島まで遊びに来てくれましたが

案内場所として外したことがないのは

繁華街である流川から徒歩圏内で行ける

原爆ドームと広島平和記念資料館です

遠足や社会見学、修学旅行などで

広島県民であれば

誰しもが訪れたことのある施設と思いますが

その回数はいいとこ数回のはず

そんな中、私は

個人的に、友人知人を案内して

そして、尾行自習でと

これまでに少なくとも30回は行っており

今ではどこに何の展示物があるか

全て把握しているくらいです(笑)

そんなに行って楽しいの?

と思われるかもしれませんが

全国にある様々な戦争関連の資料館を訪れた中でも

広島平和記念資料館と知覧特攻平和会館は別格です

その1つ1つの展示物から

所有者や時代背景、当時の様を想像していると

次はこれだと

何度訪れても飽きることはないのです

先のG7で訪問されたケリー長官が

「衝撃的」

「胸をえぐられるよう」

「私は忘れることはないし、忘れられる人はいないだろう」

「ここで見たこと、そしていつか(オバマ氏が)訪問することがいかに重要かを確実に伝える」

と語ったように

私個人としても

どのように感じるかは自由ですが

全ての日本人が見る義務がある施設だと思います

アメリカの謝罪がどうとかではなく

自国が行った結果、どういうことが起きたのか

現在の最高責任者が確認することには

大きな意味があるのではないでしょうか

戦争で兵士が戦うのは仕方がないことかもしれません

けれど、原爆は

その対象の大半が罪のない一般国民であり

それをわかっていて断行に至った

一般市民を標的とした原爆投下が

どのような結果を生んだのか

確認する責務があるでしょう

本来であれば話題を独占するはずだった伊勢志摩サミット

その経済効果や知名度アップに

地元民としては期待せずにはいられませんが

こと、オバマ大統領の広島訪問となると

話しは別でしょう

話題の半分を持って行かれても仕方がないし

日本人としてそこに注目をせず

何を見るのかということです

さあ、世界の首脳の皆様

世界有数のリアス式海岸である伊勢志摩の美しさを

自分の目でご覧いただき

松阪牛や伊勢えびを存分にご堪能下さい

そして、オバマ大統領には

原爆ドームと資料館の展示物の数々を

目に焼き付けてお帰り下さい

どのような発言をされるかは

その立場もあることから、理解はできますが

感じられたことを素直に話されることを切に願います