ここ最近、調査が重なったり

指名での行方調査があったりと

現場に出る機会が増えているのですが

調査が重複するのはいつものこと

いつも通り、調査を行うだけです

そんなこんなで

探偵学校の生徒さんや経験の浅い探偵さんから


「どうしたら調査が上手く出来るようになりますか?」


といった質問をよく受けるのですが

技術的なことは学校で教えたことの延長線上でしかなく

繰り返し、現場経験を踏むことで

自然に上達していきます

そんなことよりも大切なのは


「依頼人の考えている調査目的の理解」

「今、採るべき調査手段の正しい選択」


といった技術とは別の部分にあります

【好きこそ物の上手なれ】

と言いますが

今自分がやっている調査が

どのように依頼人の役に立つことなのか

どういったことまでを知りたいのか

そういったことを考え、想像することにより

探偵の価値を認識できるようになると

楽しいとまでは言いませんが

厳しい調査も苦にならないようになり

自分のやりがいが見つかるようになるものです

表現に語弊があるかもしれませんが

探偵という仕事は

要求される調査内容をクリアさえすれば

後は自己満足の世界

みたいなものです

行方調査で対象者を発見さえすればそれで良いのか?

と問われれば

契約内容はそこまでだから問題ないのですが

根本にある問題が解決できたのか?

といいう部分まで考えたら

他にも出来ることは多いはず

浮気調査もしかり

盗聴器発見調査もそうです

探偵業が、ただ単に調査任務の遂行だけとすれば

つまらないとなってしまうことはあるでしょうが

決してお節介にはないない範疇で

依頼人の満足度というものを意識し

調査をすることによって

変わってくる箇所は幾らでもあるはずです

お寿司屋さんで言えば

調査技術は寿司の握り方や魚の捌き方みたいなもの

お客さんを満足させるには

他にも大切なことが多くあるでしょ

ということです

経営者の立場にまではなる必要はないにしても

一流の探偵になるには

まだまだ覚えること

考えなきゃいけないことはたくさんあります

自己満足ではあっても

探偵でしか味わえない達成感は必ずあります

誰に自慢することでもないけれど

自分たちにはわかる

ニヤニヤしてしまうほどの達成感

それをまだ知らないというのであれば

まだまだ修業が足りないということです

頑張りましょう

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