またもや、ストーカー被害を訴える方の

尊い命が奪われました

元夫からのストーカー行為に悩み

警察にも相談中の事案で

加害者である元夫も自殺するという

なんとも後味の悪い結果に

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ともすれば

警察の対応不備が指摘されるかもしれませんが

スートーカー規制法の仕組みや

警察の人員の問題等もあるでしょうし

何より、問題の根底は

猟奇的かつ病的な執着心のあるストーカー気質を持つ

加害者の部分にあります

警告や中止命令などは

自らの命も絶つ覚悟のある

殺意をもって行動に移すような人間には

あまり意味のないことなのかもしれません

また、全てのストーカー相談を

そこまで想定しながら捜査するというのは

現実的ではなく不可能なので

非常に難しい問題ではあります

見ず知らずの人物からのストーカー行為を除き

まずもって、ストーカー加害者のことを

最も良く知る人物は、被害者となります

その被害者がどれだけ加害者の

ストーカー性質を知っているかといえば

「まさか、そこまでは」という範疇でしょう

探偵としては

今までに数多くのストーカー事案を行ってきた中で

ストーカー行為の証拠収集というのは当然として

どこまで対応すべきか策を考える判断材料集めと

被害者を守るのに最も有効な手段は

加害者の身辺及び行動を調査することだと考えています

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加害者である調査対象者が

今、何処で、何をしているのか?

を知ることによって

ストーカー行為があればその証拠を収集できますし

何より、今この時点で

自身が安全であるかを知ることができるからです

その結果

対象者がが猟奇的かつ病的なストーカー気質を持つ

殺人までの可能性が否定できない人物だとした場合

対応策は一手

逮捕・拘留されるまでは逃げるのみ

残念ながら

今回の事件のように殺害後に自殺をするような

覚悟がある相手の場合

365日、24時間の警護をつけるなどしない限り

安全を確保すべき手段は他にないでしょう