今日はせっかくだから探偵学校の話にしますか

「探偵学校って何を学ぶとことなの?」

「どういった授業・講義があるの?」

コレを見てもらえば詳細なことが紹介されていますが

要は探偵の基本・基礎を教えるんやね

各種調査方法や撮影方法から法律関係まで

覚えにゃいかんことがたくさんある

中でも毎回あるのが尾行実習

番長的にもこれが一番楽しみだ

それも、初回とか2回目くらいまでの尾行実習

尾行や張り込みは自分で失敗を重ねて覚えていく部分が大半

だから、最初にあまり多くは語らない

必要最低限の基礎くらい教えて、後は自由にやらせる

ん?

生徒さんの中には探偵経験者もいるのかって?

どうだろね

あまり、いないんじゃないかな

だから講習初日の尾行実習は何が起きるか楽しみなんよね

番長が対象者役で生徒さんが尾行役

あちこち移動して、要所を撮影

最終的に調査報告書なるものを作成するのだが

当然、良い報告書にするにはカメラアングルも重要だ

いつの頃だったかなー

対象者役の番長は電車で隣町に移動

神社に行ってお参りしようと、境内に上がってお賽銭をチャラリ

ガラガラガラ〜っと綱を引き、鈴を鳴らした後、拝礼

境内から降りてくる瞬間は誰が考えてもシャッターチャンスだ

正面から撮影可能な絶好なチャーンス!

人も多く、カメラを持っていても怪しくないしね

で、境内からゆっくり降りる番長

次の瞬間




パシャ!




番長めがけてフラッシュ攻撃

それだけならまだしも

生徒さん




あっ!





大きな声に番長と目と目が合う

固まる生徒さん(笑)

そんな考えられない失敗が多いのが、初回や2回目の尾行実習

今回はどんな失敗があるかと毎回スゲー楽しみだ^^

で、次に

出来上がった報告書を見ると

対象者容姿
・ 黒色のスーツ上下
・ 茶色のハイネックシャツ
・ 黒色のワニ皮風鞄
・ 中肉中背
・ 髪型:黒のオールバック
・ 年齢:推定40歳前後
・ 暴力団員風

とか書いてあるんよ

つうか



服や髪型はええにしても

ワニ皮風じゃなくてワニ皮じゃ
 ※ 報告書上仕方ないがバッタモンじゃないぞ

中肉中背ってのもプロっぽくない

40歳前後・・・う〜ん、これは許容範囲かな

でもな

暴力団員風はないやろ、マジで、失礼な(笑)
 ※ でも、何回も暴力団員風って文字見たから慣れた

こういった報告書が見られるのも初回や2回目だけの楽しみ

回数をこなし段々慣れてくとそつがない尾行に報告書

卒業間近になるとそこそこやるようになってやがる

大きな声では言えないが、番長、ちーっとも楽しくない(笑)

なにはともあれ

探偵の醍醐味はやっぱ尾行でしょ

映画やTVのような派手なカーチェイスはあり得んけど

番長でも新しい案件の調査初日の尾行は緊張するもの

その緊張感がたまらんのよね

まあ、そんなこんなで色んな生徒さんを見てきたわけですが

最初は皆さん、何もわからんことばかりで緊張している人ばかり

失敗の中から覚えていき

余裕が出てくれば視野も広がり、ええ調査が出来るようになっていく

逆に言えば

最初の最初から、そつなく尾行〜撮影をこなす人は

何かあるんじゃないかな?

黙っているが経験者では?

なんて思ってします

変な癖がついた中途半端な探偵は、それはそれで困ったもの

真っ更な人の方がええというのが正直な気持ちです

さて、今日はこれくらいにしときますか

最後に

ガル・ディティクテブスクールに通う生徒さん

スクール講義や実習で番長とお会いする人もいるでしょうが

「先生」と呼ぶのだけは勘弁して下さい

何故か、めっちゃ恥ずかしいねん(笑)

そう呼ばれるのだけは、いつまでたっても慣れません

「先生」なんて偉そうな身分じゃないから

番長でええです、番長で