探偵学校のカリキュラムに
「尾行実習」
というのがあります
読んで字の如く、実習
〜講義などで学んだ技術や方法などを
実地または実物にあたって学ぶこと〜
で、実際に尾行するんだけど
生徒さんの性格によって
何種類かの失敗パターンに分かれます
? 尾行がバレまいと、距離を開けすぎて失尾
これ、一番多いケース
? 対象を見失うまいと近づきすぎて尾行発覚
所詮、実習だからという頭があるからかな
? 尾行している仲間に尾いていくだけで
尾行しているようで実は尾行になっていない
これも、案外多いです
最初から全てが上手くいくということはないから
どの失敗がダメで、どれが許されるということはない
最初は皆、そんなもんです
失敗の中で学んでいけばええんですよ
尾行技術を覚える中ではまず
尾行の基本
こういった場合はどのように尾行するか
目線はどの位置に置くのが最適かなど
及び
探偵をやっている者全てが持つ《探偵の距離感》
これなら怪しくならない
この距離ならバレない
ここは近づく、ここは離れる
といった尾行の距離感
そういった技術論を学び
その後、尾行実習
実習が終わっての反省、レクチャー
その繰り返しですね
生徒さんの多くは
教室での勉強はあまり好きではなく
野外での尾行実習は楽しみ
なんて風に思っているようですが
心理学的要素を考慮した上での尾行技術論
これは大切ですよ
知識を学んだ上での経験の積み重ね
尾行が上達するにはこれの他ないでしょう
実際
現役調査員達にも定期的に尾行研修を行っています
そりゃ、レベルが高いよ
難易度の高いシチュエーションでの尾行研修
それを繰り返した上での経験が
ガルエージェンシーの高い調査能力を支えているのです
番長が生徒さんによく言うのは
「楽しみながらも真剣にやりましょう」
好きこそ物の上手なれ
と言います
楽しい、面白いと思いながら学ぶのが一番なんですね
その点、探偵学校はええですよ
探偵に興味がある人しか来ませんから
覚えるのも早く、教え甲斐があります
他の団体等に講師に呼ばれたら大変ですよ
中には探偵という職業を勘違いして
毛嫌いされている方もいらっしゃいますからね
私は困ったら警察に頼むから
探偵なんて必要ないわ!
なんて言われちゃって(笑)
説明するのに時間がかかります
さて
今週末は名古屋校
楽しみですわ
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