「児童虐待」 という言葉が今ほど使われていなかった頃

ある女性と話す機会があった

探偵としてではなく個人的にだ

その女性は

ある街で自分の子供を虐待

うーん、厳密に言えば放置かな

その結果、自分の子供は死ぬことになり

自身は少年院に入った

ワイドショーでも大々的に取り上げられ

いわば、「児童虐待」という言葉のはしりになった事件

それの当事者である

若くして妊娠〜結婚〜出産

その後、すぐに離婚

母子2人で暮らしていたのだが

彼氏が出来た

年下の彼氏

子供がいることを隠して付き合った

彼氏に会いたい

でも、子供が・・・

次第に彼氏と会える時間が少ないのは

子供のせいだと

泣けば折檻

ぐずれば折檻

最後は衰弱死という最悪の結果に

彼女曰く

少年院に入ることになって悲しかったのは

子供を殺してしまう結果の罪の意識ではなく

彼氏と会えなくなったことだと言った

そして、院内のイジメ

子殺しの最低女と罵られた

番長が彼女と知り合ったのは彼女が退院して数年後

この話も番長から聞いた訳ではなく自ら話したことだ

機会があったら何かに書いても良いか?と聞くと

笑顔で「良いよ」と答えた

最後に

今は子供を死なせてしまったことに後悔は?と聞くと

ないといえばウソになるけど
あまり考えないようにしている
もう子供は産まないよ

とだけ言い残し去っていった

探偵をやっていてつくづく思い知らされるのは

人間には生まれて持った

「性(さが)」

というものがあること

過去には

生理前になるとSEXをしないと気が狂いそうになる

そう言い放った女性がいた

子供じゃないと性的興奮を覚えないという男性もいた

普段、表面に現れない

裏の顔を垣間見ることばかりの探偵稼業

恐らく、入社すれば驚くことの連続やろね

人間不信

男性不信

女性不信

に陥る人もいるんじゃないかな

しかし、ボランティアじゃなく職業

普通じゃない世界に慣れなければいけない

それが探偵です

ただ、その中でも決して道徳感を麻痺させてはならない

そんな風に思うのです

さて、また新しい週が始まりました

今週も頑張るとすっか


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