ふぅ。

3日ぶりの事務所

今回の調査は結構疲れた

あまりにも動かない対象者に「張り込み疲れ」

長時間の張り込みは睡魔との闘いでもある

経験の浅い調査員にはこれが1番堪えるんよね

実際の調査現場では

尾行調査と言っても1日中移動する対象は少なく

その大半が張り込み

「適切な張り込み位置確保」

それがいかに大切か

現役の探偵なら誰でも知っていることだ

慣れない調査員はどうしても位置取りが悪い

緊張状態を継続させたまま

張り込みを続けるものだから

ベテラン探偵の倍以上疲れる

そうして調査が深夜に差し掛かる頃には

つい、うとうとしてしまう

リラックスと緊張

その時間を上手く使い分けるのも

探偵の業の1つ

誰にとっても1日は24時間しか無く

長年探偵をやってれば

「この調査は朝までかかるな」

とか

「この対象は早く帰りそうだな」

なんてことがわかるから

その24時間をうまくコントロールする

それが大切だ

探偵学校に通う生徒の皆さん

学校での尾行実習では

おおよそ終了の時間があるよな

実際の現場では調査内容にもよるけど

終了時間は対象の動き次第というのが殆ど

緊張の度合いも全然違うからね