調査車両で聞く曲は決まって


E.YAZAWA


永ちゃんをこよなく愛し

尾行のリズムはロックンロール

やっぱ、探偵は

意地と度胸と心意気

誰に何を言われようと生き様だけは絶対に変えない

頑固一徹、変わり者の番長です


番長3


「まいど」





さて、探偵に興味がある諸君

季節はもう秋だな

張り込み中の調査車両内の温度も下がり

暑くもなけりゃあ寒くもない

調査には1番の季節だ

人生も同じで

ぽかぽかしてゆっくり時間が流れる春のような時もあれば

暑く燃える夏のような時

何をやっても身になる秋のような時もあれば

寒い、寒い、冬のような時もある

番長は思うねんけど

人生なんて波乱万丈があるからこそ楽しいのであり

順風満帆すぎる人生ってのも

逆に楽しくないんじゃないかな

勝負をかける時はかける

じっと黙って我慢するときは我慢

今、自分が何をすべきか

その決断の決定権は自分にしか無いねん

今日今日、番長がいるのも

探偵になるという決断があったからこそ

それが正しかったか間違っていたかなんて

考えたことも無い

ただ、後悔だけはしたくないから

何をするにも一生懸命

答えが出るのはまだまだ先

10年後、20年後に自分がどう感じるか

それだけやと思う

それは他の探偵さんも同じやないかな

探偵学校に入って探偵社に就職

探偵という職業に興味がなくなり

魅力がなくなり

例え、辞めることになっても

それを人生の無駄遣いであったと考えるか

人生の肥やしになったと考えるか

そんなのは本人の考え方だけや

ええか

自分の目標とする探偵道はどこにあるのか

まず、それがあり

その目標に向かっていく途中には

挫折もあれば納得できへんこともあると思う

でも

曲げたらアカンことは曲げたらアカン

逃げたらアカンことからは逃げたらアカン

打算だらけの人生ほどしょうもないことはない

番長はそんなのまっぴら御免や

さて

仕事のリズムはロックンロールでも

心は浪花節

義理人情を忘れては人間として失格やからのぅ

今日も地道に頑張るとすっか