番長の探偵事務所は

三重県の四日市市という田舎の地方都市にある

地元での知名度は

そこそこなんじゃないかなと思っている

なので

探偵=ガル=番長

と考えてくれている有難い方がたくさんいて

日々、色んな相談が舞い込んできます

最近は国際色も豊かになって

アメリカ

韓国

中国

フィリピン

ブラジル

ロシア

などなど

様々な国の人達が相談に訪れてくれます

ただ

その多くは金にはならない案件で

半ばボランティア的なものですが

それはそれ

金だけで探偵をやっている訳ではないし

番長の性格上

困って頼ってきている人を

国が違うからと断ることなんぞ

できない

むしろ

異国で頼るものも無く

困っているからこそ


「俺が助けてあげなきゃイカンわな」


と考える

ただ

外国の方の相談の多くは

出身国人同士の金の貸し借りでのトラブルが大半で

貸した金を取り返したいけど

相手を探すのに金をかけたくない

相手を探して取り戻せたら報酬を払う

なんて都合の良いことだけを言う方が多く

正直

こっちもプロの探偵だから

そういう依頼は丁重にお断りしています

とはいえ

中にはそうではない相談もあり

夫婦や恋人間でのDV
(ドメスティックバイオレンス)

児童への虐待、性的虐待

などは日本人のそれよりも深刻なケースがあり

「どこにも相談できない」

「誰に相談してよいかもわからない」

となることが多いのです



知人や友人を頼って番長に相談に来る

いわば、最後の頼みの綱だよな

一生懸命な日本語で話し

助けを求めている方を

銭がないからという理由で

無下に追い返すことは番長にはできない

まあ

考え方は色々ですが

報酬を得て調査をすることには違いはあるませんが

番長の考える探偵は

意地と度胸と心意気が必要不可欠なわけでして

その中でも

心意気

これが無ければ番長の探偵人生は

面白くもなんともないと考えるわけです

そろばん勘定だけで生きるなら

絶対に引き受けないかもわかりませんが

外国人の依頼者さんが

せめてものお礼にと

持参していただいた手作りのお菓子や食べ物

それらには

お金には換えられない価値があると思います

今日も

明日も

明後日も

ひたすら真面目に探偵稼業

それが番長の生きる道です

ん?

ウソだと思うなら

探偵学校を卒業したら

体験入社してみりゃええよ

日本語が不自由な外国の方と

ゼスチャーで話をする番長が見られるから(笑)

ガル探偵学校