どこぞの教育番組で

子供の教育や躾について

「悪い所を直すよりも良い所を伸ばすよう」

なんて言っていた記憶があるが

子供のことはようわからんけれど

番長は

探偵として経営者として

信念を持って書くが

悪い部分を直さずして

探偵社の未来はないと断言する

探偵が

苦手程度のレベルならまだしも

不得手という調査分野があっては

話にならない

青い探偵君からよく聞くのは


「口下手だから聞き込みが出来ない」


番長的には

はあ?

の一言である

そこで、いつも

君は人と話が出来ないのか?

と聞く

今、番長と普通に話をしているのに

聞き込みとなると話せない

というのは話の上手下手ということではなく

性格の問題なのだ

いくら滑舌良く話しが出来ても

相手から警戒心を解かなくては

本当に聞きたいことなんて聞けっこない

たとえ訛りやドモリがあったとしても

朴訥で飾り気のない自分の言葉で聞けば

聞きたいことくらいは聞きだせるのです

尾行でも同じ

自転車を走って追跡するような

特殊なケースを除いては

運動神経なんて全く関係ない

失敗の多い奴は

尾行が発覚しまいと焦って不審な行動に出たり

その逆で

油断をして大丈夫だろうと思い込んで

自ら墓穴を掘るんよね

そういったことを含め

全部、性格の問題なんですよ

だから

自分で運動オンチだとわかっている人

人よりも口下手だとわかっている人

そんな人が探偵に不向きだと

番長はちっとも思わない

逆に

自分が他人よりも

ちょいとばかり頭がキレると思い込んでいたり

小さい頃から運動神経に優れていて

努力せずとも運動が出来た人

そんな奴の方が要注意で

探偵に不向きな性格の奴が多い

要は

己を知った上で



自分が出来る範囲のことを

無い頭を絞りながらでも一生懸命するか否か

そっちの方が大切なんです

これから探偵を目指す人

今現在、探偵修行中の人

番長が考える探偵の心得ですから

これだけはよく覚えておいて下さい


自分の体1つあれば何とでもなる

という強い心



自分1人では何も出来ないという

臆病なくらい謙虚な心


この2つの心は探偵にとって表裏一体で

決して忘れてはなりません

ええですか

苦手であるなら

不得意であるなら

その理由を考え

是正する努力を惜しんではいけません

良いところを伸ばすなんてのは

子供の頃だけで十分

少なくとも番長はそう考えるのです