4年ほど前のことなんだけど

行方調査でとある対象者を追っかけていた番長

執念の聞き込みで

やっとのことでマルタイらしき人物を発見

写真を撮影しクライアントに見せると


「はい!」

「間違いなく主人です」


ふーっ、良かった・・・

クライアントと同行し、ご主人の元へ

待機する調査員にマルタイの居場所を聞くと

近所のコンビニにいるとのこと



コンビニ駐車場でご対面とするか。。。



マルタイがコンビニから出てきたところで

クライアントさんが涙ながらに


「あなた!!!」


絶句する男性


クライアントさんが畳み掛けるように


「どれだけ心配したと思ってるの!」


驚く男性

そりゃそうだ

見つかるなんて思ってもみなかっただろうから

そして

男性から出てきた言葉


「アンタ誰?」


はい?

何ですと?

次の瞬間

クライアントさんが


「探偵さん・・・」

「主人じゃないみたいです・・・」


はい?

だってアンタ

写真でもコンビニでも

間違いなく旦那さんだって言ったじゃん

とりあえず

あまりにも失礼な話だったので

男性に謝罪すると


「○○町(隣町)にいる方と間違えたんだよね」

「知り合いにそっくりな人がいるって言われたよ」


早速、男性からの情報を元に

旦那さんの所在を割り出す

ここまでわかれば早かった

その日の夜には所在確認

本日二度目となる夫婦対面となるのだが

果たしてどれだけ先ほどの男性と似ているのか












クリソツ・・・



まさかこれほどとは

奥さんも間違うはずだわ

まあ

結果よければって話しだったんですが

間違えたのは事実

探偵としては失格だ

反省