眠たくなるような講義だけにはしたくない

そう考えながら授業を行う

さすれば意図しなくても

探偵教範のカリキュラムから

ついつい脱線してしまう

だけどよ

教範に書いてあることは

わざわざ番長が読んで説明しなくても

後から読めばいいだけで

いつ見たって書いてあるんだよな

毎回毎回講義を行うわけではない

卒業までの数回

授業を受け持つだけだから

卒業までの短い期間

その中での短い時間に

教科書に書いてない心の部分っていうか

探偵とはかくあるべきってことを

あくまで番長的になんだけど

持ち帰って貰えたらな

なんて思うんだ

ガル探偵学校は

北は札幌校から南は福岡校まで

全国に13校あるけど

その地域性や運営者によって

基本は押さえつつも

個性があったほうが絶対にええし

学問って楽しくないと

覚えられるものも覚えられないものだと思う

だから

名古屋駅前校は番長色の探偵学校なんだ

それが誤りであるなら

番長は学校長として不適格

自分ではなかなか気づけないだろうけど

誰かに指摘して貰って

自ら去るだけです

それまでは俺流

番長流で行います