ここ数年で

弁護士なしで行う本人訴訟の件数が

急増しているとの記事がありました

裁判


日ごろから訴訟になる案件に携わり

数多くの裁判を見てきた番長としては

基本的に賛成です

費用対効果も1つの理由ではありますが

その方の訴訟に対する思い入れと

弁護士さんとの意識の温度差がある場合

自分で行った方が納得できるというのであれば

本人訴訟の方が悔いが残らない

と思うからです

それに

ネットで検索すれば

どのように書類を作成ればよいか?

書式はどうなのか?

など、裁判を進めていく上で必要な情報は

容易く入手できるから

ただ

双方に弁護士がいない訴訟

また

片方だけに弁護士がいる訴訟では

素人の感情論になってしまったり

陳述書合戦にようになり

無駄に時間ばかりがかかってしまうなど

円滑に裁判所業務が進まなくなるといった

可能性があるからです

まず離婚裁判

これを全国の裁判所で

弁護士なしで双方が争う事案が増えると

どうなってしまうか

想像するだけで裁判官に同情してきます

泥沼の罵倒合戦

しかも

証明できていない証拠ばかり並び立てる

これではどう纏めたらよいか

どんな優秀な裁判官でも

困ってしまうでしょう

不法行為における損害賠償請求もしかり

不法行為の証明や

損害額の算定やその根拠など

経験の無い方には

ちと荷が重いと重いことが

多々あるからです

なので番長は

基本的に賛成と書きましたが

「内容によって」という前提がつきます

そして

三審制というのも考慮しないとダメです

地裁は近くの裁判所だから良いけれど

控訴ということになれば

高裁で争うことになります

この地域えいえば名古屋高等裁判所です

お住まいが名古屋であれば

問題ありませんが

遠方であった場合

それだけでかなり負担になります

書式も地裁とは違ってきます

民事であれば

地裁では原告と被告だったのに

高裁になると

控訴人・被控訴人といった風にです

ということで

番長自身が裁判沙汰になったことを

想定して考えると

自分で行うか弁護士を雇うか

微妙な判断になり

その基準は

お金は問題ではなく

その案件に対する拘りの深さ

を考慮するだけでしょうね

徹底的に自分で確実な証拠を集め

弁護士も泣きを入れてくるような

くどいくらい粘着質な方法で

コテンパンにやっつけなければ

気がすまないような事案であれば

やはり、自分で行うでしょう

それ以外はお金で済ませます

それから

刑事裁判では

被告人は自分に不利なことは

言わなくてもよいとなっていますが

民事でも

ちょいとニュアンスが違うだけで

嘘はだめだけれど

本当のことを言わないのはアリ

ということになっています

なので

借用書の無いような貸金返還訴訟などでは


「自分では貰った金と強く認識している」


といったような

素人考えでは腹が立つような

言い逃れが通用してしまう部分があるので

予め予測しておかないといけない

ただ

逆に

そう言わせておいて

借用書とは違った証拠を提出し

揚げ足を取って

相手の悪意性を示していく

といったような方法もあるので

駆け引きが重要になってくるのです

まあ

その辺も含めて

人生経験になるという意味なら

是非、本人訴訟をやってみてください

難しいけれど

わかれば簡単

裁判とはそんなものです