ずいぶん前の話しになるのですが

少し変わった浮気に纏わる調査があったので

ご紹介したいと思います

事の始まりは一通の内容証明郵便から

とある司法書士事務所から届いたものであったが

その内容は

相談者さん(※A男とする)がある女性と不貞行為をしており

その旦那さんがA男に慰謝料を求めるというもの

A男には全く身に覚えがなく

何が何やら意味がわからなかったそうであるが

問題は内容証明を受け取ったA男の奥さん

すっかりその内容を信用し

完全にA男の浮気を疑って離婚届を突き付けてきたそうな

当然、A男はんは自分の潔白を証明する為

司法書士事務所へ連絡をしたのだが

「こちらには確たる証拠がある!」

と取り合ってくれなかったそうな

上司に相談するも

「間違いだったら放っておいて大丈夫だろ」

と笑われる始末で

どうして良いかわからなくなり

知人を介して番長に相談してきたという経緯です

正直

上司の言う通り、放っておいて裁判になれば

やっていないものはやっていないのだから

証拠などあるはずもないので大丈夫でしょうが

問題は奥さん

話しすらしない冷戦状態が続き

毎日のように

「早く離婚届書けよ!」

と罵ってくるらしい

困ったなと思いながらも

どうするか?と策を練るうち

内容証明を出した弁司法書士さんと

たまたま面識があった弁護士さんがいたので

相手の言う不貞の証拠とやらを

確認して貰えることになった

ということで

その件については何とかなりそう

ただ

番長にはもう1つ引っかかっていたことがりました

それは

奥さんの態度

A男曰く、その事件が起きるまでは

そこまで夫婦仲は悪くなかった

なのに

奥さんはA男の話を全く聞こうとせず

離婚の一点張り

いくらかA男のことが気に入らない部分があったとしても

そこまでの態度には違和感がある

A男も同意見でした

そこで、「少しだけでも奥さんのことを探ってみますか」

ということになり

奥さんの素行調査をした結果

いきなり

調査初日に浮気相手の男の存在が発覚

これにはA男も驚くばかり

そうこうするうちに弁護士さんから連絡が入り

証拠とされる写真の一部を見せて貰うことが出来たのであるが

A男とは全く別人の同じアパートに住む住人ということが判明

浮気相手とされる女性の夫が妻の浮気に気づき

探偵社に調査を頼んだとことろ

報告書の内容が間違っていたという

あってはいけないミスから起きたことだったらしい

この問題は弁護士さんがキッチリとカタをつけるということだったので

A男さんは弁護士さんに任せるとして

もっと問題はAの奥さんの不貞だ

自分が浮気をしているくせに

こともあろうか、間違いでの浮気疑惑をネタに

強引に離婚を迫るという態度

さらにA男を激怒させたのは

その後の浮気調査で発覚した

浮気相手の男を自宅に引き入れ

A男の眠る自宅のベットでセックスをするという

常識外れの行為に対して

そして

奥さんの望み通り

離婚したいという希望は叶うことになったのでした

ただ違うのは

慰謝料を払うことになったのは

A男ではなく奥さんと浮気男

それだけです

一通の内容証明郵便から始まった浮気疑惑が

こんなことになろうとは・・・

奥さんもここぞとばかりに

慰謝料を取って離婚ができると思ったのでしょうが

世の中、そんなに甘くはなく

お天道様は見ているということなのです

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