渋谷神宮前事務所に新入社員が何人か入ったそうな

「そうな」というのは

ここの事務所は他役員がとてもしっかりしているので

面接を含め

番長が出る幕がなくても

任せっきりで大丈夫だから

まだ新入社員の顔も見たことがなければ

話しもしたことがないからです

番長としては

「とりあえず、頑張ってみなさい

というところです

調査が上手になるスピードは人それぞれ

のんびりするのはどうかと思うけれど

能力以上に慌てる必要はない

何度も繰り返しますが

探偵は仕事ではあるけれど

それ以上に”生き方”という意味合いが強い職業だと

番長は考えています

今までの人生において

中途半端に器用で要領よく生きてこれたからといって

そのままを探偵の仕事にあてはめ

手を抜くことを覚えるようなことをすれば

そりゃ、うちの探偵社で働けば

そこそこにはなるでしょうが

決して一流の探偵にはなれません

不器用でも、要領が悪くても

調査の中身を自分なりに分析し

1つ1つの仕事を丁寧に扱える

そして、それを継続できる

このことの方が大切なんですよ

要は

何年か後に

一流になればそれでいいんです

番長は何様でもありませんが

少なくとも

探偵の世界で仕事をするという次元においては

個人個人の持つ素質を最高レベルまで育てられる

と信念をもって、この業界で生きており

探偵にとって必要なスキルの

80%は達成させられるとの自負があります

でも

その80%ではダメなんです

100%以上が要求されるのが

ずっと先に見えてくるであろう

本当の探偵の仕事なんです

足りない分をどう埋めて

プラスαをどう身につけるか

それは個々の持つ

資質というか生き様というか

探偵にとって必要なDNAをどれだけ持ち合わせているか

そういう部分が大切になってくるのです

きっかけはどうだって良い

志望動機も問わないけれど

最初から最後まで

決して甘えず

決して自惚れず

自己責任において

自分に厳しくいるということを継続できるか否か

それが分岐点になってくると思います

難しいことを書いてしまいましたが

簡単に言えば

「どれだけ筋を通した生き方が出来るか」

それだけじゃないかな

パスタやラーメンのような探偵は

一時は流行るかもしれないけれど

たいしたことねぇから

気をとられるな

太く、長く

日本流のコシのある

うどんのような探偵になればいい

洋風が良ければ

余所に行ってくれ

うちはあくまで本格派の和風で勝負するのです

yahashi