日本中を行き来する生活になって久しい

ビジネスホテル暮らしが続くと

最早、どこが自分の家なのかさえ

わからなくなってきた

けれども

番長を必要とする方が

どこかに一人でもいれば

駆けつけて問題の解決をするのが

正しい探偵の道

大勢の探偵にそう指導している以上

己から曲げるわけにはいかない

嘘はいけないからな

クライアントに対しては常に

真摯な姿勢と誠意を持った対応を

しているつもりではあるが

まだまだ未熟者故に

至らない部分はあろうと思う

その修行過程で

どういう姿勢で探偵をしていくか

自問自答を繰り返す

大勢のクライアントの対応をするのは

番長の都合であって

自分だけの為に

全力投球して欲しいと願うのは

全てのクライアントの思いだし

そうあらねばならない

現実と理想のギャップに対する葛藤は

いつも心の中にあって

今日1日

24時間を

大切に使いたいと

頭を悩ませるのです

立場が変われば考えも変わる

昔は

そんなこと思いもしなかったのにな

まあ

修行中の身です

精進するだけです

image