まだ今みたいに暑くなる前に入校された生徒さんも

もう明日と来週で卒業です

色んな話をしましたが

いつものことながら

今回も生徒さんに教えられることが多かったように感じます

長く探偵稼業をやってきて

やれ代表だ、校長だのと呼ばれても

まだまだ未熟な人間です

人様に教えられることなど少なく

自分が覚えなきゃならないことばかり

色んな価値観や考え方がある中

目的も様々ながら

探偵学校で学ぶということを選択された方々に

探偵に必要な学問や技術を教えるだけでなく

探偵という職業を通して学んで欲しいのは

「世の中にあるドラブル悩みは

手段と方法さえ知っていれば大半は解決できる」

ということです

また

その心構えとして

第三者側からみた客観的な判断を心がける

人は得てして

他人のことは十分冷静に考えられても

いざ、自分のことになると

様々な感情が入り乱れ

違った結論になってしまうことが多い

他人の相談に「それは違う」と言えることならば

それが自分のことだとしても

「それは違う」という結論にならなければいけない

だけど

頭ではそれがわかっていても

なかなか出来ないんですね

そこを探偵学校で学んだことによって

自分を客観的に見つめ

正しい結論を出せるようになってくれたら嬉しいです

ただ

番長が教える問題の解決策は

所謂、探偵チックな

法律や金銭が主体というものではありません

感情論は感情論として

すごく重要だとしています

己が納得できないものを

法律はこうだからとか

そういう感情的な解決方法は損だとか

無理に自分を抑えつけ

後悔の残る解決方法は良しとしておりません

意地や誇りを全て捨ててまで

得られる結果など

解決とは呼ばないと思いからです

損だとわかっていて

それを十分理解した上で採った行動であれば

誰が何と言おうとも

それが正しいのです

それが例え野蛮な行動だとしても

弱者に暴力を向けるようなことでなければ

番長は否定しません

人間らしく生き

人間らしく死ぬ

その人間らしさの受け取り方は

また人それぞれで良いと思うのです

この平和な日本での人生をどう生きるか

正しい判断をしましょう

後悔のない人生を過ごそう