また元交際相手がストーカーに変貌し

殺人に至るという痛ましい事件が起きた

探偵とストーカー

実際

ストーカーではないかと疑われる相談はあります

ただ

例えば

「キャバクラ嬢の自宅や氏名を知りたい」

という相談があったとして

普通にそれだけを聞けば

ストーカーによる調査依頼では?

と思ってしまいますよね

でも

その中身が

対象であるキャバクラ嬢から

「親族が病気で入院費が必要」

「○○にお金が要るんだ」

などといった様々な相談を受け

お金を貸して

と頼まれたとしたらどうでしょう?

探偵側としてはその裏付けを取ります

借用書があるのかないのか?

メールでのやり取りが残っているのか?

そして

その調査目的が貸金返還訴訟など

正当なものである判明したら

ましてや

お金を借りる理由そのものが虚偽である可能性があり

詐欺に該当するものであったとしたら

確かに

そこで《弁護士に依頼して法的対応》をすべき

という意見はあるでしょうし

それは正論と思えるでしょうが

その相談をしたとして

弁護士が店名と源氏名など

依頼人の持っている情報から

住所氏名を割り出せるかというと

まず難しいでしょう

報酬を得て、尾行による調査が許されているのは

公安委員会に届出をした探偵業者だけ

というのも1つの理由ではあります

だからといって

探偵がそのような調査を行うことを

すべて肯定するわけではありません

やはり

その調査依頼が

明確に正当なものであるかが重要になるです

また、その為の契約書の書式も

業法には明記されています

中には

「騙される男が悪い」

「諦めろ」

という声もあると思うけれど

相手がどんな職業の女性であれ

騙されているかもという心境の中であったとしても

人として言葉を信じ

お金を貸してしまうことと

普通の交友関係の中で

お金を貸すことと

そこまで大きな差はないのではないでしょうか?

また

日本の法律や辞書のどこにも

キャバクラ嬢や風俗嬢は男を騙して

金を窃取する職業と記されてはいません

絶対に騙す方が悪いのです

借りた金は返すのが当たり前であり

民法でいう

他の債権と何ら変わりのないものなのです

繰り返しますが

だからといって

探偵がそのような調査を行うことを

すべて肯定するわけではありません

なので、番長の場合

怪しいと思われる案件は

依頼人に弁護士を選任してもらい

依頼人と弁護士の双方から

調査結果を弁護士のみが受け取ることを

了承する内容の書面を頂戴してから

調査を行うようにしています

面倒でもそれが最も正しい契約だと思っています

ニュースや新聞記事を見ると

ろくすっぽ話も聞かずに依頼人を信じ

または知らないふりをして

安易にストーカー幇助的な調査を引き受ける

三流探偵が多いようですが

そんなのは、話にならないでしょう

全てを受け入れた上で、疑う

万が一にも

不法なことには加担しない手段を講じる

それが正しい探偵業の運営です

redio3