番長の爺ちゃんは戦争で死にました

フィリピン沖で亡くなったと聞いています

JRに務める争いごととは無縁の方だったそうです

それを赤紙一枚で戦地に送り込み

戦うまでもなく殺された

あまり戦争のことを語りたがらなかった婆ちゃんが

靖国問題を取り上げるニュースを見て

ぽつりと言った言葉があります

「何が靖国か」

「靖国なんかにあの人はいない」

誰に話すわけでもない

ただの独り言です

様々な捉え方があって

考え方があると思います

どの戦争にもそれなりの大義名分があったでしょう

靖国は大きな意味がある場所だとも思います

ただ1つ言えるのは

偉そうに能書きをたれて

国民の金で裕福な暮らしをさせてもらっているのであれば

真っ先に死んでやれよ

最低でも最後には責任を取れよ

戦争犯罪者とされた人の罪は戦争をしたことではなく

水から武器を手に戦うことなく

最後まで生き残り

敵国に裁かれ

敵国の手によって命を無くしたことではないでしょうか

A級B級された戦犯が

靖国に祀られていることが問題とされていますが

そんな彼らを

無理やり戦地に送り出され

たった1つしかない尊い命を奪われた

その他多くの英霊が

暖かく迎い入れているのであれば

それはそれで良いのではないでしょうか

少なくとも

外国人などに指摘されるいわれは

何1つありません

安倍さんが靖国に参られたことが

問題となっていますが

爺ちゃんのお墓には

家族以外

誰1人、参って貰ったことはありません

ごめんなさいと謝ってもらったこともありません

戦争で旦那さんを殺されたお婆ちゃんが

100歳になった時も

そのままだったら

何1つ無かったでしょう

国に殺されたにも関わらず

我知らん顔

たった60年余りで

全てが過去の話しとするのが

正しい国のあり方なんでしょうか

政治家が靖国に参るのは

最低限、当たり前の常識です

その上で、何をするのかじゃないですかね

戦争犯罪人を裁くのは

生きている者ではありません

靖国の論議をすること自体

尊い英霊さんたちにとても無礼なことだと思うのです

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