某一流ホテルの最上階にある

スカイラウンジBAR

image


マルタイとに2タイがいる席から

少し離れた場所に座る探偵

オーダーするのは勿論

ノンアルコール

その時はジンジャーエールを頼んださ

そう

そのあとの調査のことを考えてね

探偵が行う調査の舞台となる場所は

本当に様々で

浮気調査であれば

証拠能力が高いことから

理想はラブホテルなのであるが

それはあくまで、理想

今回のように一流のホテルであることも

少なくはない

チェックインから入室

その後の行動を把握するのは

難しくなるケースが多い

それをどこで良しとするかは

担当する探偵

正確には依頼を引き受けた

探偵社の資質により大きく異なります

どこの探偵社でも

「うちは調査力がありますから」

同じようなセールストークを言うだろうけど

断言していいが

本当に調査力がある探偵社なんて

ほんの一握り

今までに数えきれないくらい

他の調査報告書を見てきましたが

認めていいレベルであったのは

ごく僅か

実際はそんなものです

難しそうな専門用語を並べ

さも立派そうには見えるけれど

内容はペラペラ

調査力がないのを

文章で誤魔化しているものばかり

番長が理想とする

子供からお年寄りまで

誰が見ても

パラパラ読むだけで

おおかたの内容がわかる

絵本のような調査報告書は

あまり見かけない

絵本のメインは

あくまで絵でなければいけない

報告書も同じく

絵、ここでは写真になりますが

いい写真がなければ

決して良い絵本は出来ない

最上階のスカイラウンジBARで

時折、体を密着させ

談笑を交わしながら

カクテルやワインを飲む不倫カップル

絵本の素材とすれば

最高のものでしょう

それを撮りにいかないような

撮りにいけないような

三流探偵を

番長は決して認めない