松阪のとある焼肉店でのこと

以前は本当に古く小さな店舗で

家族経営によって一生懸命やってきた

結果

お店は繁盛し

念願であった大きくて広いお店を持てるように

従業員も増やし

これからもっと頑張ろうと営業してきたところ

お客からの評判があまり宜しくない様子

地元なので

聞こえてくる噂話によると

「(お店を綺麗にしてから)肉の量が減った」

「味が落ちた」

というもの

店主が知り合いということもあり

その辺を聞いてみると

お店を新しくすれば、そのように判断されることがある為

肉の量が減ったと言われないよう

味が落ちたと言われないよう

前以上に気を配って調理をしていたそうな

むしろ

1人前の注文の時は量が少なく見える為

以前より多く盛り付けていたほど

でも

良い評判より悪い評判が上回ってしまった・・・

何故なんだろう?

確かに新しいお店を立てるには多額の費用がかかる

けれど、その費用は

古い店ながらもコツコツと溜めてきたお金であり

お店が新しくして

その費用を賄うために

原価を減らしたなどということは決してない

単なる消費者の錯覚なのか

それまでは下に見ていた商売人が

お店を大きく新しくしたことにより

下に見れなくなった妬みと嫉みといった気持ちから

そういった噂話になるのでしょう

このように

何かや誰かを否定することにより

自己満足的な気分を得るといったことは

今の世の中のそこらじゅうで見られます

評価されている人を

または評価されていた人を

貶すことにより

自分の見識がいかに素晴らしいか示したい人

物事を複雑に難しく考えることにより

自分の意見がいかに他人より優れているか

示したい人

そんな人はたくさんいます

ならばこそ

出る杭を打つ人ばかりでなく

そういった時ほど

頑張って伸びてきた杭を応援してあがられるような

懐の広い人が増えればいいな

物事を正当に判断できる

バランス感覚の優れた人が増えればいいなと思うのです

出てきた杭を

真っ直ぐに伸ばしてやれるような国に

なって欲しいです

間違った評価をされることを恐れるあまり

チャレンジが出来なくなる世の中は

楽しくないし

良くないですよ

そんなに才能溢れる人ばかりじゃないのが実際じゃないですか

凡人が凡人を陥れて

皆、平均して凡人で良い

皆、平均して地味に貧乏が良い

そんな世の中は嫌だな

redio4