探偵志願者の方々からよく聞かれることの中に

「自動二輪の免許は必要ですか?」

という質問があります

その都度、同じ答えをしているのですが

ここのブログは探偵になりたい方もよく見ているようですので

書いておきます

探偵社の就職における自動二輪免許有無の判断は

小さい探偵事務所はどうだかわかりませんが

おる程度の規模であれば必須ではない探偵事務所が多い

ただし、取得しておいた方が絶対に良い


といったところでしょうか

また、東京都内では対象者のタクシー移動が多い為

二輪免許を必須項目にしている会社もあるようです

ここで、探偵の探偵の仕事における

自動二輪車の必要性を理解する上で

その特性を知っておかなければなりません

車両尾行における機動性は抜群

エンジンを切って押すことにより道交法では歩行者になる

運転しながらの撮影は無理
 ※ドライブレコーダー等による撮影は別

張り込みには不向き

このようなものになるので

実際の調査現場では

四輪車+二輪車のセットで使用するか

徒歩尾行の部隊と連携を取りながら

ピックアップやタクシーでの移動に対応
 ※ピックアップ=車両を運転する何者かに拾われる行動

といったように使われることが多く

勤務先割り出し等、尾行のみの調査依頼は別として

通常の行動調査では

二輪車単独での調査はあまりありません

なので

調査員が複数いる探偵事務所では

何れかの調査員がバイクで調査をすれば良く

全員が二輪免許を持っている必要はない

ということになるのです

また

四輪車でも同じことがいえるのですが

二輪車での尾行の場合

普通に運転ができるだけではダメで

バイクの特性など全てを理解した上で

一般の方が見れば驚くような方法で尾行をするといった

特殊な技能が必要ですので

ただ免許を取得すればいいというわけではありません

けれども

バイクを捨てて、徒歩尾行に切り替えるケースもあり

そういった場合は他の調査員がバイクを回収したり

そのまま同バイクで追いかけるということになるのですが

免許が無ければ、回収すら難しいので

冒頭に書いた

探偵社の就職における自動二輪免許有無の判断は

小さい探偵事務所はどうだかわかりませんが

おる程度の規模であれば必須ではない探偵事務所が多い

ただし、取得しておいた方が絶対に良い


という結論に達するのです

四輪しか使わない探偵事務所もあるでしょうが

二輪を組み込んだ調査チームで

連携を取った調査を一度でも経験すると

それがいかに優れ、調査の幅が広がるかわかります

個人的には

いくら尾行調査が上手になったつもりでも

二輪での調査が出来ないようでは

まだまだ二流だと思っています

バイクであろうが四輪であろうが

どうな調査でも対応できる調査員にならないとダメです

ということで

探偵社への就職時に自動二輪免許がなくても良いですが

近いうちに取得して

とくかく運転に慣れ

いつかは

誰よりも調査が上手な探偵になりましょう!

ガキの頃からバイクに乗っていて良かったと

探偵になって思いました

ちなみに17歳の頃の写真です

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ノーヘルなのは公道ではないから


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当時、原付はヘルメット着用義務がありませんでした