幼稚園でお菓子を1つずつ渡して

誰か大人が


「そのお菓子ちょーだい」


と言ったとして


「いーよ。はい。」


と渡してくれる子供がいれば


「やだ!」


と断る子供もいますよね

また、違ったリアクションの子供もいることでしょう

どれが良い子で

どれがダメというわけではないけれど

様々な性格の子供がいるわけです

また

誰かの物を盗ったり

誰かを傷つけたりする行為は

どの子供も悪い行いだと知っていることで

親を含めた周辺の大人の影響を除けば

子供の性格によって異なった判断にはなりません

そして

そんな子供が小学生、中学生になり

思春期を迎えると

様々な環境の中、異性に対する意思が芽生え

其々が大人になっていくわけです

その過程で

不倫といった不道徳な行いは

どの子供の頭にもないわけで

それは強姦や強盗といった犯罪に対する考えも

同じことだろうし

覚醒剤なんてものは

予想だにしない悪行だという認識は

誰しもが持っていることなのに

いつしか大人になると

何時の時代も、何処の土地にも

子供の頃、とんでもない悪行だと思っていたことに

手を染める輩が現れる

そこには、幼稚園の頃

お菓子を


「いーよ。はい。」


と渡してくれる子供と


「やだ!」


とくれない子供の違いは全く関係なく

ただただ成長していく過程で

誰かに責任転換し

悪を許容することを身につけていき

考えもしなかった悪い大人になってしまうのです

誰もが持っていた道徳や正義といった心を

どうして大人になって失ってしまうのか?

様々な要因があるかもしれませんが

それを親や周囲の大人の責任にしたところで

悪を許容したのは他ならぬ自分自身だし

そんなのは、他人からすれば

悪党の言い訳にしかすぎません

まず、大切なのは

自分の意志で判断できることならば

悪党とは関わらない事です

そして

関わってしまった場合

それを振り切る勇気を持つ事

どんな綺麗ごとを並べたとしても

悪党の同類は悪党でしかありません

子供から


「大人になるとはどういうことなの?」


と聞かれた時

どのような答えをしますか?

そして


「どうして大人は悪いことをするの?」


と聞かれたら

誰しもが答えに困るかと思いますが

私の解釈としては

大人になるとうのは守られる側から

守る側になることで

悪い大人こというのは

周りの誰か悪い人の悪さを少しずつ吸収し

いつしか悪に染まってしまった人です

まあ

こういったことも、いつも私の言う

強いというのはどういうことなのか?

優しいというのはどういう人なのか?

に通じることで

強く優しい大人になれたらいいなと思う訳です

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