以前は20〜30代が中心であった

探偵学校へ通う探偵志願者の年齢層ですが

近年になってその幅が広がり

10代から50代の方まで万遍なく来られるようになりました

その理由を考えてみると


不景気が続いているから?

自由意思での職業選択化?

探偵業法ができたことによる業界の健全化?

探偵物の映画やドラマの影響?



様々な要因が思い浮かぶのですが

探偵の仕事を

若い方々がやりたい職業に選んでくれることや

中高年の方々が転職の業種として

定年後も行える仕事として選んでくれるのは

業界にいる者からすれば嬉しいことです

個人的にも

最初は、ただただ興味があった仕事だから

きっかけなんて、それで良いと思います

その上で探偵業を知って

自分に合う職業なのか判断し

それから本当に探偵業の道へ進むか

考えれば良いのです

探偵の仕事内容は

相談部や調査部によって異なりますが

こと調査部においては

調査依頼によって勤務日程や時間が決まります

なので、以前から言っているように

「不規則こそ、探偵の規則正しい生活」

のような日々になってしまいます

休みや勤務時間はバラバラなのが通常で

まず、普通の会社員とはそこが違うので

慣れたらどうってことはないんだけれど

毎日、朝から夕方まで仕事をして

夜は自宅でお酒を飲みたいという気持が強い方には

難しいんじゃないかと思う

ただ、他の探偵社のことは知りませんが

年間や月間を通して

他の職業より、ことさら勤務時間が長いとか

勤務日数が多いとかはないと思います

私が見てきた探偵業界は

自分のやりた仕事を自己意志によって選んだ

自由な考え方の持つ方が多い業界のように感じます

でも、そこには

依頼人に対する、調査任務に対する強い責任感が必要で

そういったことを

どう考えて続けていくかが

その後の探偵人生がどういうものになるか

重要なポイントになると思います

5年、10年と探偵をやっていれば

そこそこベテランの域に達してきます

その時、自分がどうあるか?

そこが大切じゃないかな

1〜2年目はただひたすら調査を覚え

3年目くらいから

ちょっとわかってきて

そこからかな

その探偵の資質が見えてくるのは

繰り返しますが

何年経とうとも

「依頼人に対する、調査任務に対する強い責任感」

を継続して持ち続けられるかが大切なのです

そこに老いも若きも

男も女もないと思います

良い探偵になれるのか

ベテランぶって

中途半端な探偵で終わるかの境界線は

そこにしかないのです

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