いつの時代も

どこの土地でも起き得る子供のイジメ

子供には子供の世界があって

なかなか表面化しにくいのですが

私のもとにきたイジメの相談で

解決に至った1つのケースを紹介します

ちなみに、知人からの相談で業務ではありません

世間話の延長線上

というか

話しのついでに相談があったのはA君の父親から

どうやら隣のクラスのB君がイジメにあっているらしい

A君とB君は自宅がご近所で

低学年の頃は仲が良かったらしい

イジメの情報はB君と同じクラスのC君

3〜4人グループの同級生から

酷いレベルではないもののイジメがあるそうな

A君とC君は仲がいいという

で、A君の父親は

息子のA君からそいう話を聞いたものの

「B君の親や学校に言うべきか悩んでいる」

という

気の弱い方だから

厄介事に巻き込まれたくないのだろう

「子供に頼られているのに、親が逃げるのは絶対にダメ」

ということで

翌夕方にA君宅に行くことにした

ついでにC君も呼んでおいてもらった

C君はどちらかというと大人しい子供で

B君とは同じクラスであるが

どちらも内気だからか

あまり話したことはないらしい

で、C君の言う通り

今は軽いかもしれないけれど

いずれは酷いイジメに発展するだろうと思えるレベル

本来であれば学校が解決する問題なのでしょうが

子供には子供の世界があることだし

陰に隠れたイジメに発展するのもダメなので

C君に詳しいクラスの情報を聞くと

頼りになりそうなD君の情報をゲット

そのまま、A君と父親、C君を伴って

D君宅に訪問

D君母に事情を話すとD君をつれてきてくれた

D君はクラスの数名からB君に対する

軽いイジメの存在には気がついていたけれど

友達同士のいがみ合いの延長戦程度

と思っていたという

B君からの話とA君も心配しているという話を聞いて

「少しだけでも協力してくれないか?」

と尋ねると

D君母の

「何のために空手を習わせているの?」

という後押しもあってか

「いいですよ」

と快諾

「このことは誰にも秘密で」



「暴力は絶対にしない」

この2つを約束して貰って

暫く様子をみることに

その後、A君父より連絡があり

D君がB君と仲良くしてくれ

次第にイジメは無くなっていったという

まあ

全ての子供のイジメにこの方法が使えるとは思わないし

今回のことは運よくだろうけれど

イジメ問題の解決には

戦うと逃げる以外にも

何らかの手段はあると思います

ただ

どんなことであれ

子供が親に頼ってきたとき

親がどうするか?

子供はよく見ています

残念な大人にはならないでおこう

ということです

oyako