浮気調査を筆頭にDVやモラハラの証拠収集など、探偵は離婚に密接な職業です。

これまでに20年以上、数えきれないほど多くの離婚を見てきて感じることがあります。

離婚の始まりは、「ありがとう」の心や言葉が亡くなった時から時からではないからということです。

伊勢の赤福餅が好きな旦那さんがいたとして、当然、奥さんもそのことを知っています。

ある日、奥さんが出掛けた時に、パート代を貰ったばかりということもあり、「主人が好きだから」と赤福餅を買ってきました。

そして、帰宅した旦那さんに

「赤福餅、買ってきたよー♪」

と声を掛けました

それに対する旦那さんの返事は

「何個、買ってきてくれたの?」

奥さんは少し寂しい気持ちになりました。

付き合っている頃は、結婚した当初は必ずあった「ありがとう。」の言葉。

ただただ、喜んで欲しかったから買ってきたのに・・・

そういったちょっとしたことの積み重ねが、離婚に繋がっているのではないかと思うのです。

「ありがとう。」さえあれば、その後が「何個、買ってきてくれたの?」であろうと、「今度からは10個買ってきてね。」でも良かったけれど、それがない為に同じ言葉でも真逆の意味になってしまう。

気持ちが無ければ言葉にならない。

気持ちがあるからこそ、言葉としてでる。

そう受け取る人もいるのです。

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