浮気調査中に不倫カップルが喧嘩になってしまうことが時々あります。

そういった喧嘩パターンの大半が男性が既婚で女性が独身の不倫ケースで、W不倫や女性が既婚で男性が独身の不倫カップルでは、大喧嘩にまで発展する光景をみかけることはほとんどありません。

喧嘩の原因は様々でしょうが、問題の根本は「男の側は恋愛をしているつもり。」で、女の側は「恋愛ではあるけれど、不倫であることを常に意識している。」という認識の違いからくるものだと考えています。

単純に恋愛を楽しみたいという能天気な既婚男と、常に不倫リスクを背負っている女性のイライラが喧嘩に発展するのでしょう。

探偵からすれば浮気調査でよくあることなので「ああ、またこのパターンね。」と、慣れたものですが、イライラが蓄積された結果の大喧嘩ですから、度が過ぎると通報されて警察沙汰になることもしばしばあります。

そういったことは探偵だから理解していることであって、不慣れな警察官が対応しなければならないのを見ていると気の毒になります。

浮気をされている側にすれば、双方とも加害者で、どっちもどっち。

冷めた目で調査報告書をご覧になられます。

離婚されるかは個々によって異なりますが、呆れて慰謝料請求をするだけです。

その瞬間不倫カップルは破局を迎えることになります。

最低限の度量のある男は迷惑をかけたと慰謝料を肩代わりしますが、セコイ男は逃げ出します。

そして、探偵は次なる新たな浮気調査に取り掛かるのです。

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