兵庫県の川西市役所の庁舎内に盗聴器が仕掛けられていたことが明らかになったとの報道がありました。

何でもTBS系の番組スタッフが盗聴波(電波)をみつけたのがきっかけとか。

発見された盗聴器は市販されている三又ソケット型のものとのこと。

ニュース記事には様々なコメントが寄せられていますが、私としては的外れと思えるコメントばかりです。

そもそも、どうして東京のTBS系の番組スタッフが兵庫県川西市で盗聴波を発見したのか?という疑問があります。

東京でなくとも、静岡や栃木とかならわかりますが、何故兵庫県?しかも川西市?

電波マニアからの情報や盗聴系の掲示板から情報を得て?

タレコミ?

本当に奇跡的な偶然?

記事には電波は半径200mの範囲でも拾えるとありますが、何も障壁がない環境で電波到達範囲が200メートルと、周辺の会話が機器とれる電波強度範囲とは全く異なります。

記事にあった市役所の構造であれば、同型の盗聴器で聞き取れる範囲はよくて30メートル、環境次第では15メートル程でしょう。

盗聴器と連結した特殊な自動録音機器を設置すれば室内の会話を得られますが、直接受信機で聞くにはすぐ近くにいなければならないことになります。

また、特殊な自動録音機器の知識があるような人が、見つかる可能性の高い三又ソケット型の盗聴器など使うわけがないと思います。

そのようなことを考えると、やはり盗聴波が見つかるに至るソース元(情報元)が重要になってくるのではないでしょうか?

内容によっては、盗聴器を仕掛けた内部の人間が情報をリークしたということも考えられ、闇が深そうな内容です。

また、川西市の市長の「盗聴機器が設置されていた場所から考えますと、市の機密情報や市民の個人情報が漏洩した可能性は薄いと判断しています」とのコメントは断言できませんが間違ってはいないように思えます。

盗聴器発見