探偵学校とは別に、新規加盟者の教育指導を担当しています。

そこで新規事務所（相談室）の立ち上げの際、該当地区の同業他社の情報などを含めた市場調査をするのですが、ヤバい探偵事務所が多すぎることに業界の将来を憂いています。



事務所が古い雑居ビルにあるとかであれば、長年やっていればビルも古くなるだろうし、それが歴史とも思えます。

しかし、「ここへ本当に相談者さんが来るのか？」「ホームページに番地まで住所を載せていない理由がわかったわ」という相談場所が本当に多いです。

想像ですが、何とか誤魔化しながら誘導して、喫茶店やファミレスといったどこかの場所（車内かも？）で相談を聞くようにしているのでしょうが、契約書には住所を記載する義務があるので見に行かれたらバレるでしょう。

バカにするとか下に見るとかではなく、少なくとも探偵業はサービス業なので、最低限お客様が不安にならない環境は必要だと思います。

いくら家賃が安いとかタダだったとしても、あまりにもだったら、加盟者さんに「そこはお客さんが怖がると思うのでやめた方が絶対に良いよ。」と指導します。

ホームページに正確な住所が記載されていない探偵事務所は、正確な住所を記載したくない理由があると想像してください。



「それで何が問題なんだ！」と言われたらそこまでですが、お客さんも人生や社運がかかったことを探偵社に依頼されることが多いのが実情なので、不安なく相談を聞ける環境は大切だと思います。

喫茶店やファミレスではなく、周囲に話が漏れないようカラオケボクスを利用している会社もあると耳にしたことがありますが、普通に相談室の方が落ち着いて話せるので良いと思うのです。