毎日のように列車事故で運行に遅れがでているとの報道がされている昨今。

これは何も東海地区に限った話ではないでしょう。

家出人探しを業務で行うことが多い探偵からみても、コロナ以降の家出から自殺という傾向の多さに、厳しい感情を抱いています。

痕跡を辿りながら探していくという家出人・失踪者捜索であったのに、自殺を想定しながら探さなくてはいけない現状があります。

難易度の問題ではなく、生きている調査対象者を発見したいという気持ちは、依頼人も探偵も同じです。

辛いこともあるでしょうし、自分ではどうすることもできないこともあるかもしれません。

だけど、残された遺族の悲しみや苦しみを知る立場だからこそ、生きてほしいと願うのです。

どこかで生きていることを願い、藁にもすがる思いで探偵社に捜索を依頼されることを私は知っています。

せめてのお願いとしては、残された方々に恨みがないのであれば、置き手紙でも構いませんので、何かを伝えてあげてほしいと願います。

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