裁判所の司法統計によると、親権争いになり、離婚調停や審判で親権者を決めた結果、母親が親権を取得している割合は約9割です。

夫婦間の協議で親権を決めるケースを含めると数字は変わってくるでしょうが、圧倒的に母親が親権者(監護者)となるケースが多いのが実情でしょう。

そして、そのことは周知の事実としてなっています。

だからこそ、夫に親権を奪われた妻の背負う十字架は過酷で重いものになってしまいます。

世間から「子供を捨てた女」として受け取られてしまうのです。

夫に子供を奪われた妻

A子は地方の御曹司という立場のX氏に言い寄られ、交際を経て結婚をすることに。

そして子供が生まれる。

暫くするとX氏は自宅に立ち寄らなくなり、たまに戻ってくるだけの夫婦生活となった。

心配した妻は夫や義父母に連絡するも、夫には無視、義父母は何も知らないと言われる。

悩み続けた妻は心療内科に通うようになる。

ある日、自宅で子供から少し目を離した隙に、自宅に帰ってきた夫に子供を奪われ、義父母の住む実家に匿われるという事態がおきた。

夫の実家は地元の有力者であり、広大な屋敷である。

A子は何度も夫の実家を訪れ、「子供を返してください。」と懇願するも、門前払い。

そのうち、夫の実家には警備員が常駐するようになる。

子供の幼稚園の送迎は運転手付きの車で行われ、幼稚園にも「母親には接触させるなと通知」がされている。

困り果てたA子は弁護士に相談、何とか子供に会おうとする。

大切な跡取りを奪われまいとするX氏側は、どのような手段を使おうとも親権を確保しての離婚を目論む。

この後起きた擬態的な事実は書けませんが、数年争った後の結果だけを説明します。

当然、双方に弁護士がいての争いです。

A子とX氏は離婚。

親権はX氏。

慰謝料や財産分与などの離婚条件は雀の涙という低い金額。

A子の弁護士も必死に頑張った結果です。

X氏側の嘘と卑怯にまみれた汚れきった戦法の結果こうなってしまったのです。

私はこれだけ汚い一族をあまり知りません。

己の保身のためにX氏に加担した地方では立派とされる方々全員が、道徳心を失いました。

X氏や加担した人たちは先生や社長と呼ばれる立場の人です。

そして、今も「先生」「社長」「◯◯長」と呼ばれています。

このことの真実は、ほんの数人しか知りません。

最後にA子さんから聞いたのが「周りの人から子供を捨てた女と思われているのがわかるのが辛いです。」という言葉でした。

今、共同親権が議論されています。

どうなるのかは想像しかできませんが、どうか罪のない被害者を生まない制度にして欲しいと願います。

「困った人がいたら助けてあげなさい。」

「助けられる大人になりなさい。」


祖母と父からの、この言葉が私の探偵としての原点です。


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