社会問題となっているトクリュウ（匿名・流動型犯罪グループ）による凶悪事件ですが、末端の実行犯として犯罪に手を染める闇バイト。

連絡手段はテレグラムが主流であったものの、より秘匿性の高いシグナルが使用されているそうです。

デジタルフォレンジック（電子鑑識）により解析を進めているとのことですが、開発者すらも復元できないよう暗号化されている為、これは難しいでしょう。

闇バイトを集める方法として、リクルーターと呼ばれる立場の人物がSNSで募集し、シグナルで連絡を取るのが一般的。

であるなら、リクルーターとの会話を全て録音し、あらゆる媒体で音声を広く流すことにより、親族や交際相手など近いところにいる人物が聞けばわかることもあるのではないかと思う。

犯罪者の声にプライバシー権などないので、リクルーターとなった場合、音声が全世界に拡散されまくっている状況になれば、現状は少し変わってくるかもしれません。

「この声に聞き覚えがある方は、是非情報提供ください」などとLINEや専用ダイアルで情報収集をすると、そこそこの情報が集まるでしょう。

トクリュウ側も対応して、音声変換をして通話する方法もありますが、音声変換された声は明らかに怪しい声になり、音声変換された声と話すのは違和感があります。

そこでも犯罪に加担するハードルは高くなるのではないでしょうか。

個人的には、捜査機関（警察）に裁判所の許可を得ての「おとり捜査」を対象犯罪を限定して認めるというのが最も効率的だとは思います。

と同時に、同じく免許証の偽造も限定的に認めるようにすると、より効果はあるでしょう。

おとり捜査に反対する意見も少なくないようですが、最優先すべきは国民の生命であって、対象犯罪を限定することにより、なんとかクリアできないものですかね。

「凶悪犯罪だ！」「人生が終わるぞ！」と訴えかけるのもわかりますが、そもそも人生詰んだと思っているような人が闇バイトをするのであって、その止め方は若干響かないように思います。

それと、防犯グッズ関連商品が売れているようですが、導入したほうが良いと思うのは、「防犯カメラ」「人感センサーライト」「防犯フィルム」「自動録画するインターホン」程度でしょう。

反撃をする武器などは、逆に使われたり、侵入者を逆上させてしまうかもしれませんので、格闘技の経験者でもない限り、微妙です。

秘匿性の高い国外製の連絡ツールを禁止できない以上、あらゆる意味で情報収集ができないことには、この手の犯罪は減らないと思います。