浮気調査で配偶者の不倫が発覚後、夫婦間や親族を交えた話し合いの過程で、「不倫に至った理由（原因）」の話になることがあります。

「寂しかった」や「女性（男性）としてしっかり見て欲しかった」、「実はセックス依存症です」、「相談を受けている中でつい」、など様々な浮気に至った理由が述べられています。

ただ、それらは全てとは言わないにしても、ほぼ大半が事実ではありません。

真実は、不倫がバレた時の言い訳として、心の中で準備しておいた「言い訳」になります。

そもそも、自分が不倫をしておきながら、本当に悪いと思っているなら、「寂しかった」などという責任転換は出てこないはずです。
普通、被害者をさらに貶める悪口的なことは言えないでしょう。

少なくとも、満面の笑顔で不倫相手と密会をしている証拠があるのにそれは無いでしょうという話です。

確かに、長い探偵人生の中では、心から不倫を望んでいないのではないかと思えるような表情の調査対象者はいました。

でも、それはごく少人数です。

だとしても、不倫は本人の意思によって始めて成立するものです。

浮気調査で不倫が発覚したようなケースにおいて、夫婦関係の継続を含めた話し合いをするなら、大前提として「心よりの謝罪」がなければ、やり直しのスタート地点にもたてないと考えています。

勇気を出して探偵社に依頼をした方の気持ちを汲んでくれるなら、どうか四の五の御託を並べずに、謝罪だけをしてあげてください。

悪事をはたらいた人が、嘘をつくというのは、悪人のすることではないでしょうか。